数多くの職場を見てきた業務プロセス&オフィスコミュニケーション改善士の沢渡あまねさん。『職場の問題地図』をはじめとした問題地図シリーズは累計17万部を突破しています。そんな沢渡さんの新刊が『話し下手のための雑談力』です!
新年度がスタートし、新たに管理職やチームリーダーになったものの、どうやってメンバーを束ねて生産性を上げていけばいいのか悩む方はもちろん、就職や転職で新天地で働くことになった方まで、ぜひ参照ください。

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相手の話をただ聞いてうなずいているだけでは会話は盛り上がりません。
相手の話を受け止めつつ、その話を深く掘り下げたい、あるいは広げたいもの。
その際、便利な2つの枕詞があります。

「ちなみに」と「個人的には」

「ちなみに、そういう失敗談なら僕も経験があってね……」
「なるほどね。個人的には、旅行するなら海よりも山がいいな。実は来週も天竜の山にドライブに行こうかと思っていてね……」

むしろ部下のほうが忙しい。なかなか雑談をもちかけにくい。
あるいは、わざわざ業務外のことを自分から話しかけにくい。

そして、部下からも話しかけてもらえない。

そんなときは、相談モードであなたから部下に話しかけてみましょう。

「ちょっと個人的に困っていることがあるんだけれど、話聞いてもらってイイかな?」
「息子が読書感想文の宿題で困っているんだけれど、オススメの本ないかな?」
「Excelの使い方で困っていて、ちょっとワザを教えてもらいたいんだけれどいいかな?」
「来週富山に出張するんだけれど、確かあなた富山出身だったよね? 食事どころのオススメ知っておきたいんだけれど教えてもらえる?」

人は頼られると嬉しく思うもの(頼りすぎは問題ですが)。それが年上や目上の人からなら、なおのこと。
この会話をきっかけに、部下が気軽に話しかけてくれたり、相談をもちかけてくれるようになったら理想ですね。

このように、話をより深める/広げることができます。相手はあなたのことをより深く知ることができて親近感を持つとともに、その後の雑談のきっかけづくりにも。

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沢渡あまね『話し下手のための雑談力』

大丈夫! 雑談は仕掛け8割、スキル2割
累計15万部突破の『職場の問題地図』『仕事の問題地図』『働き方の問題地図』シリーズの著者による管理職・リーダーこそ知っておきたい、強いチームを作る雑談術です。
業務プロセス&オフィスコミュニケーション改善士として、70以上の職場を見てきた著者は、「雑談がある職場とない職場では、雰囲気はもちろん、メンバー同士の協力体制、ひいては生産性にも大きな差が出ます! 」と断言しています。でも、社内コミュニケーションに苦手意識を持っている人も多いのが実情。
そこで本書では、スキルが低くても雑談が生まれるような、職場の仕掛けづくり、仕組みづくりのポイントをお伝えします。