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2009.09.15

2009年9月上旬 だらしな脱出できるかな日記

藤田 香織

2009年9月上旬 だらしな脱出できるかな日記

 9月1日(火)

 ♪選挙の日って~ウチじゃなぜか~投票行って外食するんだ~♪と歌いながら、日曜日は投票に行き、外食したわけですが、一昨日も昨日も今日も、テレビは選挙結果の話ばかり。まぁそりゃイタシカタナイにしても、今日はスーパーのイートインコーナーで、奥様たちも早速「子ども手当」について話していた。で、それが物凄く楽しそうだったので心配になった。
「うち3人だから7万円超えるよ!」
「うちもうちも! 毎月って凄くない?」
「いいなー、うち、まだひとりだよ」
「でもうちは上の子もう来年中学だから残り少ないよ。○○ちゃんちはまだ10年以上貰えるじゃん!」
「そうだよ。これから生んだら、15年も貰えるんだよ。500万ぐらいになるよ!」
「ふたり生んだら1千万って凄いね! 」
 すごく興奮モードで大声だったので、周囲にも丸聞こえで、私の隣に座っていたもう少し年上の(といっても私よりは明らかに年下の)ママ友らしきふたりが「……いいよねぇ。来年高校って、一番お金もかかるのに、私たちなんか損した気分だよね」「私のパート代、先月5万ぐらいだったのに」と囁きあっているのも聞いてしまった。
 こわー! こわこわー!「スーパーでそんな話ししちゃダメだよ奥様たち!」と余計な口出ししたくなった。いや他にも突っ込みどころは沢山あったんだけど、そして、そんなに美味しい話ばかりじゃないとも分かっちゃいるけど、敢えての浮かれ気分演出なのかな、とも思わなくもないのだけれど。
 なんかこう、微妙な話題だな、と思いました。はしゃぐ人、きちんと説明して諭す人、触れないように回避する人、内心ムッとしてる人、ママ友界隈では地味にいろいろな波風が立ってたりするのだろうか。面倒そうだなー。しかし、それをこんなふうに他人ごとみたいにしか見られない立場の自分も、同じぐらい微妙だとも思うのがまた! それより何より、他人が損したり得したり(というわけでもないのだけど)する話に、敏感に反応してしまう自分が嫌だ。政治の話って迂闊にしちゃいけないってホントだねぇ。
 ところで、前回の日記が更新されてから、同じようなメールが3通ほど届いた。
 要約すると「福島キャンプの写真を拡大して見ていたところ、新宮熊野神社の長床の写真に、何か怪しげなものが見えるのですが」という話。確かにクリックすると柱の影に人のようなものが見える! ……ってすまぬ、あれ、私です! お騒がせしました&ご安心ください!

いくつになっても大好き唐揚げ!大好きなのにずっとどうも巧く作れなかったのが、最近、上達してきた。コツは「酒、卵、塩胡椒、大蒜、生姜で揚げる前5分だけ漬け込む」こと。粉は小麦粉メインで気持ち片栗。で「低温からジワジワ揚げる」。気付いてみたら簡単だった!
本日の夕食。麻婆茄子、きゅうりとミニトマトのごま油+塩和え、ポテトサラダ。ポテトサラダも奥が深い。いつまで経っても「美味しい店の味」に到達できない。今後の課題。
で、昨日の夕食のメイン、ひとくちヒレカツ。一口だからって、そんなに食べていいのか?という突っ込みは受け付けません。

<最近の読書>

「殺気!」(雫井脩介著 徳間書店¥1600)……他人の殺気を感じることができるという、ちょっと変わった能力をもつ大学生のましろ。彼女が小学6年生のときに被害にあった拉致監禁事件の真相をひとつの柱に描く書き下ろし青春サスペンス。ストーリーの魅力とはまた別に、ましろが『栄光一途』や『白銀を踏み荒らせ』で活躍した深紅の従妹という設定もお楽しみポイントのひとつ! もちろん深紅も再登場。ゲラ読み。発売中。

「TROIS」(石田衣良・佐藤江梨子・唯川恵著 角川書店¥1500)……ふたりの直木賞作家に、最近は小説の執筆にも意欲的な佐藤江梨子が挑んだコラボ作。34歳の作詞家・響樹は一回りも年上の女性実業家・季理子と長く関係を続けていた。が、ある日銀座のクラブで働く歌手志望のエリカと出会い、その才能を認めスターにすべく季理子の力を借り動き出すのだが――。響樹を石田さんが、エリカをサトエリが、季理子を唯川さんが担当してそれぞれの視点からリレー形式で物語が展開する。いやぁ、気がついたら自分が季理子に肩入れしてることに気付いてつい苦笑。

「オイアウエ漂流記」(荻原浩著 新潮社¥1700)……天候不良で乗っていた小さなプロペラ機が不時着し、救命ボートでポリネシアの無人島に流れ着いた10人+1匹のセントバーナードの漂流記。古今東西、無人島でのサバイバルを描いた映画や小説は沢山あるけれど、シリアスな状況から目を逸らさずに、でもユーモアたっぷりに希望を繋ぐストーリー展開はさすが荻原浩! ミステリーもいい、ホラーもいい、会社小説も成長小説も家族小説も戦争小説も好きだ。でもやっぱりこんな荻原浩が読みたかった、と思える「こんな」が本書のような気がする。「で、それでー!?」とラストの幕引きもお見事。

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