高知龍馬空港に降り立つと、着ぐるみが出迎えてくれた。見たことないけど、地元のキャラクターなのだろう。カツオを頭にのせた着ぐるみが、「一緒に写真をどうぞ」という動きで、観光客を誘っていた。胸元には「まち・ゆうきくん」という名札が。

 そばにいるスタッフの女性陣は、めちゃくちゃ明るかった。カツオの帽子を観光客にすすめ、それをかぶらせて記念写真を撮っていた。わたしもすすめられたが、カツオの帽子はナシで……写真を撮ってもらった。

 旅先で大げさに歓迎されるのは、気持ちがいいものだ。やっぱり、高知、好きだなぁ。久々の高知旅行の幕開けである。

 高知に行くことは年明けから決めていたので、飛行機のチケット代も、東京からの往復で2万円程度。宿はビジネスホテルにしたので、ゴールデンウィーク中でもかなりお手頃である。

 一旦、ホテルに荷物を置き、まずは「横山隆一記念まんが館」へ。

 横山隆一さんは、4コマまんが『フクちゃん』の作者である。以前にも来たことがあるのだが、趣向を凝らした展示でたくさんの絵が見られる。

 仕事部屋の再現もある。それから、自宅に作ったバーの再現も。自宅のバーには、作家、川端康成も遊びに来たのだとか。そういえば、横山さんにはおもしろい収集癖があり、「川端康成の胆石」なんかも展示してあり、笑ってしまった。

 他に、企画展として、窪之内栄策さんの原画展が開催されていた。カップヌードルのCMで、ハイジ編や、サザエさん編のアニメを手がけた方なのだそう。

 アニメーションにする際の指示が書き込まれている原画もあった。少女の耳にかける髪の流し方など、その指示は非常に細かく、そのこだわり方は見ていて気持ちがよかった。

 窪之内作品の登場人物の塗り絵コーナーがあり、チャレンジする。お手本を真似してマーカーで塗るのだが、わたしの画力では、当たり前だが仕上がりは繊細さに欠ける。原作を見れば、女の子の瞳の中だけでも、さまざまな色が使われているのだった。せっかくなので、わたしのキャラクター「すーちゃん」の美少女バージョンも隣に描いてみた。全然、美少女になっていなかった。

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