4月13日丸善ラゾーナ川崎店さんにて

4月9日
昨晩のどついたるねんのワンマンライブで飛びはねまくったので、朝から筋肉痛。
午後、エリカ・アンギャルさん宅で5月19日のセミナー「ラブダイエット 心と体を満たしてうるおう女性になる方法」の打ち合わせ。自分の体を大切にするとはどういうことかをセクシャルな面から食事の面まで幅広く話をしていただく予定。
夜、湯山玲子さんより私の自宅近くにいると連絡があり、いつも隔週で映画を見ているカフェでお茶を飲む。「最近、夜中にここで映画見てるんですよ」と伝えると、「大学生みたいじゃん。いいなぁ」と言われる。そう、私の楽しいことって結局、10代の頃から何も変わってないんだな~と思っていたところ。
明日から公開される野宮真貴さんと燃え殻さんの対談「下積み時代をどう過ごすか?」に、「文芸坐のオールナイト」のくだりが出てくるけれど、私、学生時代、文芸坐の喫茶店でアルバイトしてて、しょっちゅうオールナイトで映画を見てたのだもの。

4月10日
ようやく6月の担当文庫2冊のネームを書きあげる。次こそは早めに取りかかりたい。
そして、今日は、4月文庫の発売日。私は、角田光代さんと『わたしの容れもの』と、藤沢数希さんの『ぼくは愛を証明しようと思う。』担当した。『わたしの容れもの』は、単行本発売以後、角田さんの体がどう変化したかを書いていただいた文庫版あとがきが、しみじみと胸に迫る。『ぼくは愛を証明しようと思う。』は羽田圭介さんの解説付き。
読売新聞のエンターテインメント小説時評に窪美澄さんの『じっと手を見る』を取り上げていただく。「人は皆、寄る辺なさを抱えて生きている。物語はその寂しさにそっと寄り添い、小さな希望を残す」と。
昨日公開された、おぐらりゅうじさんの書評エッセイでも「希望の光は眩しいとは限らない」を書いてくださった。「多くの人生はありきたりな特別によって彩られている」とも。窪美澄さんの小説には、見過ごしてしまいそうな光が丁寧に丁寧に描かれる。人生はわかりやすい成功や希望だけでできているわけではない。ささやかなところに宿る、自分だけの光を気づかせてくれる。


4月11日
午前中、部の企画会議。私、企画なし。
午後、机仕事いろいろ。
夜、ゲンロンカフェにて、辻田真佐憲さんと西田亮介さんのトークイベント「なぜ、自民党だけがうまくいくのか?」へ。戦前と現在の政治の情報戦略、プロパガンダについて。メディアもエンタメも、思想云々よりも自らの生存のためにあっさりと政治権力に寄り添い絡めとられていくのは時代を問わない。このことが何をもたらしたかの歴史はちゃんと知っておきたい。
辻田さんにゆずの愛国曲のことを書いていただきたいなと思っていたけど、現代ビジネスの方がすでに依頼されていた。遅かった。

4月12日
1月に発売した新書『欲望の民主主義』が重版になる。最終章に登場するマルクス・ガブリエル氏が6月に来日するというのも追い風。うれしい。ガブリエル氏は、いま世界でもっとも注目される若手の哲学者(29歳でボン大学の教授に!)。彼のポストポスト構造主義的な思想「新実在論」がとらえた民主主義論として、貴重な読みものだと思う。
新しい帯の準備をして、午後から窪美澄さんと書店まわりへ。
今日は、紀伊國屋書店玉川高島屋さん、有隣堂横浜西口店さん、有隣堂ルミネ横浜店さん、紀伊國屋書店横浜店さんへ。書店さんでの大きな展開がありがたく、胸が熱くなる。
その後会社に戻り、6月文庫の初校ゲラ戻し。

4月13日
書店まわり2日目。今日は午前中から。MARUZENジュンク堂渋谷店さん、SHIBUYA TSUTAYAさん、紀伊國屋新宿本店さん、伊野尾書店さん、三省堂神保町店さん、八重洲ブックセンター本店さん、丸善ラゾーナ川崎店さんへ。書店員さんからの感想にも心強い気持ちになる。
昨日届いた読者はがきもうれしかった。
「日本中にいる日奈や海斗はこの小説を手にとり、じっと手を見て、空を見上げると思います」と。
『じっと手を見る』の読書会をやりたいなぁ。

幻冬舎plus 竹村優子

この記事をシェア
この連載のすべての記事を見る

★がついた記事は無料会員限定