“ビットコインのしくみを知ることが、次の時代の武器になる”。
もはやビットコインは「一攫千金を狙う人が集まる怪しげな世界」ではなく、新時代のリテラシーとなりつつあります。
次の時代を生き抜く「武器」の使い方を、ビットバンクCEO・廣末紀之氏が徹底解説した書籍『知識ゼロからのビットコイン・仮想通貨入門』から、知っておきたいビットコインの基礎知識をご紹介します。

ビットコインは流通する貨幣の一種

通貨には法定通貨と仮想通貨があり、ビットコインは仮想通貨のひとつ。プログラムで自動発行されます。

ビットコインの「ビット」とは、コンピューターが扱うデータの最小単位。コンピューターの世界は0と1を組み合わせた2進法が使われていて、その一桁をビットと呼ぶことから、デジタル世界の基本単位となっています。

このため「ビット」は、物質から情報化社会への変化の流れを表す言葉としても用いられます。

ビットコインは、通貨が物質という枠組みを抜け出し、情報化社会に解き放たれる流れを象徴する名称ともいえるのです。

2100万BTCに向かって発行量が減りインフレを防ぐ

普段使っているお金は法定通貨といい、日銀などの中央銀行から発行されています。法定通貨は国家が発行権限を持っているため、大量に発行されれば、価値が下がりインフレが起こることも。

一方、ビットコインを始めとする仮想通貨には、発行元はいません。設定されたプログラムにより、約10分ごとに通貨が自動発行。ビットコインは、2140年までに2100万のコインが発行されます。発行量が決まっていて、約4年ごとに半減しながら発行されるため、インフレになりにくい構造を持っているといえます。

ビットコインは約10分に1回、自動発行。2140年までに2100万BTCが発行される予定だ。発行上限があるため流通量が増えすぎず、インフレになりにくい。

通貨としての始まりは、おもちゃの通貨

ビットコインは当初、オンラインコミュニティ内で使われるゲーム通貨のようなものでした。

ところがあるとき、「誰か、ビットコインとピザを交換しない?」というメッセージを見た人が、実際にピザ2枚を届けて1万BTCと交換したとか。現実社会のモノやサービスとの交換が成立した、ビットコイン決済の始まりとされています。価値が認められたことで、ビットコインは現金と同じ地位を得ることになったのです。

2010年5月22日、ピザとビットコインの交換が成立。5月22日は「ビットコインピザデー」と呼ばれています。

通貨の3つの条件を満たしている

通貨には、価値の尺度、交換、保存という3つの条件があります。ビットコインはこの条件をすべて満たしている故に、通貨だと認められます。

◯通貨の条件1 価値の尺度

商品やサービスの価値をはかる尺度(基準)を示すことができる。

◯通貨の条件2 価値の交換

商品やサービスの売買の際に交換や決済の手段として使われる。

◯通貨の条件3 価値の保存

価値あるものとの交換で得た通貨の価値は、その後も保存される。

* * *

発行のしくみ、保管や現金との交換方法、ブロックチェーン、マイニング、オルトコインなど、仮想通貨のより詳しい説明は書籍『知識ゼロからのビットコイン・仮想通貨入門』をご覧ください。

この記事をシェア
この連載のすべての記事を見る

★がついた記事は無料会員限定

廣末紀之『知識ゼロからのビットコイン・仮想通貨入門』

“ビットコインのしくみを知ることが、次の時代の武器になる”
もはやビットコインは「一攫千金を狙う人が集まる怪しげな世界」ではなく、新時代のリテラシーとなりつつあります。
次の時代を生き抜く「武器」の使い方を、ビットバンクCEO・廣末紀之氏が徹底解説!