(写真:iStock/Vasyl Dolmatov)


「最近、似たような仕事がよくあるな」「ここのところ、面白い人との出会いが多いな」といったシンクロニシティを感じることはないでしょうか。起こった出来事にちょっとした共通点があるような気がするときは、そのときの自分の心を振り返ってみるといいでしょう。

 仕事でも人でも、ご縁というものは似たようなものが引き合います。嬉しいことが続けて起こるときというのは、自分でも快適な状態であることが多いのですね。起こることから自分の状態をモニタリングしてみても、面白いかもしれません。今回はこのあたりのお話をしてみましょう。

考えたこととシンクロした人が寄ってくる


 自分ばかりがツイていない、嫌なことばかり起こる。そうした方のご相談をお伺いすることがあります。物事のネガティブな面に着目しやすいという傾向もあるのですが、たしかにツキに恵まれていないのですね。そして深くお話を掘り下げてみると「自分は男運が悪い」「自分にはろくな仕事が来ない」といった、確固たるネガティブ思考が言動の基本になっていることが多いのです。これらは単なる思い込みのようでいて、なかなか根が深いもの。なぜなら思うに任せないことが起こるたびに「やっぱり自分は男運が悪い」「どうせ次回もろくな仕事が来ない」と、繰り返し自分に言い聞かせることになるからです。

 上記のように極端なネガティブ発想は少ないかもしれませんが、意外と小さな思い込みをしている人は多くいます。たとえば「男の人はどうせみんな若い女の子が好きでしょ」と強く思っている人の周りには、女性を若さだけで評価するような男性が集まってきます。「どうせ顔でしょ」と強く思っている人の周りには、美醜でしか判断できない人が集まってくるのです。

モテテクに走るとカスが集まる


 モテたいと思う人は多いのですが、私はメディアで喧伝されているようなモテテクに走るのはお勧めしません。なぜなら、モテテクの裏には往々にして「簡単に異性を振り向かせたい」「すぐに振り向いて欲しい」という思いがあるからです。そうなると、簡単に振り向いてくれるような人、すぐに心が変わるような人が集まってきやすいのです。言葉はよろしくありませんが、いってみればちょろいカス(男女ともに、ですよ!)。そういう出会いを求めているなら別ですが、多くの人にとっては望ましくないのではないでしょうか。

 もちろん、異性の目を意識して美しくなろう、かっこよくなろうという気持ちは素晴らしいものです。ただ「きれいになれば男なんて簡単に落ちる」「イケメンになれば女はついてくる」などと思って得られるご縁は、あなたが美しくなくなれば冷めてしまったり、他にもっとイケメンがいたら浮気したりするのです。外見でしか判断しない人、だからです。

理想が高い人が、なかなか出会えないワケ


 ステイタス重視で恋人や結婚相手を選ぶ人は、ステイタス第一の人が周りに集まります。もちろんご本人が素晴らしいステイタスをお持ちであれば成就することもあるのですが、現実はなかなかそうもいかないもの。求めるステイタスは男女で異なり、個人差もあります。理想が高すぎる人は敬遠される、そもそも対象が少ないというよりは、ご自分からご縁を減らしてしまっているのですね。

良いご縁を呼ぶ発想とは


 ここまで読んでいただいて「ネガティブなことを考えればネガティブな縁が来る。じゃあ、ポジティブなことを考えればポジティブな縁が来るのでは」と考えた方は素晴らしいですね、大正解です。ただし、本心のところで「どうせ男なんて」「どうせ自分なんて」といった発想があればネガティブな発想でいるのと同じこと。いくら上辺で「男の人はみんな私を愛している」「自分だけを愛してくれる女性と出会える」と思っていても、結局は同じことです。

 では、どうすれば良いのか。最も良いのは、行動を変えることです。自分をいつも機嫌がいい状態にしておけば、良いご縁が周りに集まりやすくなります。たとえば、あなたがご機嫌でいられるのって、どんなことでしょうか。おいしいものを食べる、お気に入りの服を着る、いい香りをかぐ、大好きな音楽を聞く、あのカフェに行く、心が落ち着く本を読む……なんでも大丈夫です。ご機嫌リストを作っておいて、そのときどきでできることをして「ご機嫌がデフォルト」にしておくんですね。思考を変えるのはなかなか難しくとも、できるだけご機嫌でいることは可能なのです。

 そうやって、あなたが良い状態にあるときに巡ってきたご縁というものは、あなたの嬉しい感情とシンクロしています。そうした人と一緒にいて幸せであることは、容易に想像がつくのではないでしょうか。もちろん、人が集まる場所に行くなどのアクションも必要ですが、ベースのところをご機嫌にしておくことも意識してみてはいかがでしょうか。

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 恋がうまくいかなくて悩む人の場合「自分は恋が苦手だ」「どうせひどい目に遭わされる」といった発想がベースになっている人が少なくありません。「今まではうまくいかなかったけど、次はきっとうまくいく」と考えてご機嫌リストを見る習慣をつけると、ちゃんとうまくいくご縁が巡ってきやすくなります。何より、ご機嫌でいることってとても楽しいもの。私たちは泣いたり苦しんだりするために生きているのではなく、幸せになるために生きています。できるだけ楽しい気持ちでいないと、自分がかわいそうではありませんか。

 さあ、ご機嫌リストには何を書き込みましょう? そう考えてみるだけでも楽しくなってくる……のは私が能天気だからかもしれませんが、自分をたくさん楽しませてあげましょうね。

 

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