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朝日新聞記者の将棋の日々

2019.08.07 公開 ツイート

孤高の棋士・豊島将之名人が強い信念でたどり着いた最高峰のタイトル 村瀬信也

7月19日に行われた就位式で謝辞を述べる豊島将之名人。平成生まれ初の名人となった。(村瀬信也 撮影)

「負けました」

5月17日午後8時59分。133手目「6四桂」を見た佐藤天彦名人が、はっきりとした声で投了を告げた。福岡県飯塚市で行われた第77期将棋名人戦七番勝負第4局。挑戦者の豊島将之二冠が勝利し、平成生まれの名人が初めて誕生した。

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藤井聡太、渡辺明、豊島将之、羽生善治…… トップ棋士21名の知られざる真の姿を徹底取材! ! 史上最年少で四冠となった藤井聡太をはじめとする棋士たちは、なぜ命を削りながらもなお戦い続けるのか――。 「幻冬舎plus」の人気連載『朝日新聞記者の将棋の日々』に大幅加筆をし、書き下ろしを加えてついに書籍化。 藤井聡太の登場から激動の5年間、数多くの戦いを最も間近で見てきた将棋記者・村瀬信也が、棋士たちの胸に秘める闘志や信念に迫ったノンフィクション。

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朝日新聞記者の将棋の日々

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村瀬信也 朝日新聞 将棋担当記者

1980年東京都生まれ。早稲田大学将棋部で腕を磨き、2000年の学生名人戦でベスト16に。2003年、朝日新聞社に入社。2008年に文化グループ員になり、2011年から将棋の専属担当に。大阪勤務を経て、2016年、東京本社文化くらし報道部員になり、将棋を担当。名人戦や順位戦、朝日杯将棋オープン戦を中心に取材。共著に『大志 藤井聡太のいる時代』(朝日新聞出版)がある。

Twitter:@murase_yodan

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